DeNA梶谷「24.4%ダウンです」減額制限ギリギリ更改も淡々「数字が物語っている」

契約更改に臨んだDeNA・梶谷隆幸【写真:編集部】

今季は5月から3か月半の2軍暮らし、打率.215、5本塁打、15打点

 DeNAの梶谷隆幸外野手は4日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸から野球協約の減額制限(1億円以下は25%)ギリギリの24.4%ダウンの年俸7400万円でサインした(金額は推定)。今季は約3か月半の2軍暮らしを経験し、今季は41試合に出場して打率.215、5本塁打、15打点にとどまった。

 度重なる怪我と手術に苦しんだ昨季と異なり、今季は不調に苦しんだ。梶谷は「数字が物語っている。自分の中で振り返ったのでここで言うことはない」と淡々と語った。

 オフは打撃力の向上に努める。契約更改の席上でも球団からの期待を感じたという梶谷は、「もちろん全部高い方向に行きたいが、シーズン通してチームに貢献できるバッティングを目指したい」と意気込む。

 2年連続で悔しいシーズンを過ごしただけに来季にかける思いも強い。来季はポスティングシステムを利用してMLBに挑戦する筒香嘉智外野手がチームから抜ける可能性が高い。外野手のポジション争いに対する意識を問われると「おっしゃる通りです」と言葉少なに闘志を燃やす。梶谷は「自分の中で高い目標を持っているので、そこに向けて」と誓った。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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