『大家さんと僕』矢部太郎が装幀&挿絵を担当! 今年最高のクリスマス本『サンタクロース少年の冒険』!

11月28日、 『オズの魔法使い』の作者として知られるライマン・フランク・ボームが子どもたちのために書いた『サンタクロース少年の冒険』が刊行されました(新潮文庫)。 子どもだけではなく、 大人にあげても喜ばれる、 クリスマス・プレゼントに最適な一冊だ。

物語は、 不死の妖精たちが暮らす「バージーの森」に一人の赤ん坊が迷いこむところから始まります。 赤ん坊は「クロース」と名づけられて、 妖精たちに見守られながらすくすくと育ちますが、 ある時、 森の主で世界中の木こりの長であるアークに連れられ、 人間たちの厳しい暮らしぶりを知ることになる。 クロースは同胞たちに寄り添って生きることを決意、 森を出ていく。 森の外では、 妖精たちに助けてもらいながら木彫りのおもちゃを作って子どもたちを喜ばせる日々が始まりますが、 そこでは人間には姿が見えない怪獣「オーグワ」が跋扈しており、 クロースや子どもたちに意地悪をするのだ。 クロースはオーグワたちとの戦いに挑むが……。 小さな赤ん坊だったクロースが、 世界中の子どもたちに夢を与える「サンタクロース」になるまでを描いた、 心温まる児童書だ。

本書の装幀と挿絵は、 矢部太郎。大家さんとの心温まる交流を描いたコミックエッセイ『大家さんと僕』がシリーズ100万部を突破、 手塚治虫文化賞短編賞、 『ダ・ヴィンチ』ブックオブザイヤー2018、 そしてオリコン年間BOOKランキング・タレント&コミックエッセイ2018第1位の三冠を達成するなど、 2018年の出版界の話題を独占した。 2019年も、 『大家さんと僕』続編でオリコン年間BOOKランキング・コミックエッセイ部門の2年連続1位に輝くなど、 クリエイターとしての活躍が続いている。

本書でも、 超絶キュートな装幀のほか、 赤ん坊のクロースが白いひげをたくわえたサンタクロースに成長するまでの各場面の挿絵を描いている。

矢部太郎 コメント

サンタクロースの赤ん坊時代や少年時代を想像しながら描くのがとても楽しかったです! クリスマス・プレゼントにもぴったりの本だと思います。

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