稲佐山公園、ロープウェイ 指定管理者議案を可決 ジャパネット子会社などに

 環境経済委では、稲佐山公園と長崎ロープウェイを一体管理する指定管理者に、ジャパネットホールディングス(佐世保市)の子会社で、長崎のスタジアム建設プロジェクトを手掛ける「リージョナルクリエーション長崎」と、「長崎ロープウェイ・水族館」の共同体を選定する議案を可決した。
 指定管理の期間は来年4月から5年間。共同体の提案によると、稲佐山全体の来場者を2019年度の約59万6千人(見込み数)から、24年度は約67万人に増やす計画。イベント開催の増加を掲げ、音楽フェスやコンサートの誘致、野外ステージを利用したダンス大会やプロスポーツチームのファンイベント開催などを検討する。
 委員会では、施設許可権などが3部局にまたがるため、庁内の責任の所在を明確化するように要望。今後、初年度の具体的な事業を説明することも求めた。

© 株式会社長崎新聞社