NIE 東京の先進校に学ぶ 二戸市校長会が視察

船橋希望中の授業を視察し、新聞活用の手法を研修する二戸市の中学校長

 【東京支社】二戸市校長会(会長・菅原修悦石切所小校長)は6日、教育に新聞を生かすNIEの実践と効果を研修するため都内の先進校を視察した。NIEタイムや授業を参観し知見を深めた。

 中学校長は、独自教科「日本語」のカリキュラムにNIEを取り入れる世田谷区を訪問。船橋希望中で1年社会・地理の授業を視察した。新聞は単元「北アメリカ州」の導入部分で活用。生徒は現在の米国の動きを国内、国外、文化に分け新聞から読み取り班ごとに発表した。今回、学んだことを仮説とし検証する形で授業を進めるという。福岡中の前田稔校長は「生徒の姿勢から高い学習効果を感じた。教師の指導力向上にもつながる」とNIEの有効性を実感していた。

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