新木優子が“鶴瓶”吉田茂の娘・麻生和子役に決定!「アメリカに負けなかった男」

戦後75年の節目を迎える2020年2月にテレビ東京系放送する、開局55周年特別企画スペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」(放送日時未定)で、主人公・吉田茂(笑福亭鶴瓶)の娘・麻生和子役に新木優子が決まった。

同作は、「日本は絶対立ち直る」という思いを胸に、吉田茂(鶴瓶)が日本の独立を目指した戦後政治の軌跡と、その生きざまを描いた物語。新木が演じる和子は、妻を早くに亡くした吉田茂を、その勝気で社交的な性格から事実上の“ファーストレディー”として支え、現在、副総理を務める元総理の麻生太郎氏の母親で、本ドラマの原案となった「父 吉田茂」の著者でもある。新木は、「大変な時代にたくましく生きた女性は、いつか挑戦してみたかった役なのですごくうれしかったです! 麻生和子さんは作品の中に出てくる男性に負けないくらい強くたくましかったので、演じている自分自身もそうなれたような気がします」と印象を述べた。

また、共演の鶴瓶については、「父役の笑福亭鶴瓶さんとはバラエティーで一度共演させていただいたことがあるのですが、今回はお芝居でご一緒できてうれしかったです。鶴瓶さん演じる吉田茂は優しさの中に厳しさや強さを感じる印象がありました。鶴瓶さんはすごく優しくおちゃめな方なので、現場の雰囲気をいつも盛り上げてくださっていました」と現場での様子を語った。そして、「吉田茂の生き方を通して、どう強くあるべきなのか、いざという時の決断力がいかに大切かを感じていただけるドラマだと思います。ぜひたくさんの方々に見ていただきたいです」と力強くアピールした。

1936年、第2次世界大戦前、吉田は駐英大使としてロンドンにいた。その右腕で貿易商の白洲次郎(生田斗真)からは“ジイさん”と呼ばれるほどの間柄だった。吉田が反対するドイツとの防共協定を締結したのを機に駐英大使を辞すこととなり、やがて太平洋戦争が始まる。吉田は戦争を早く終わらせるべく上奏文の準備を進めていたが、情報が漏れたのか、終戦工作にかかわった罪で拘留されてしまう。終戦後、日本はGHQに占拠され、政治にも口を出すようになっていった。新たな外務大臣として任命された吉田だったが、決して言いなりにはならないと、臆せず連合国軍最高司令官・マッカーサーに堂々と意見していく。

© 株式会社東京ニュース通信社