デロリアンに魅せられた2人がガチトーク
2019年12月2日に代官山 蔦屋書店で行われたイベントにはコアなデロリアンファンが集結。中には愛車のデロリアンで会場に訪れたファンも見受けられた。
現在、約2000人のメンバーが在籍するデロリアンオーナーズクラブの会長を務める下原氏は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でデロリアンを知った大学生当時「何てカッコイイ車なんだ!」と衝撃を受け、「いつか将来この車を…」と夢見ていたとか。
また映画コメンテーターであり、過去にはデロリアンのオーナーでもあった有村氏は、今回「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の主人公、マーティの衣装を着て登場し、大歓声を受けながら「今、BTTFの世界で描かれていた時代の先に生きていることが信じられないですよ。当時、デロリアンを見て本当にカッコイイ!と思ったことを覚えています。」と当時の興奮冷めやらぬ様子でデロリアン愛を熱弁した。
みんなに愛されるデロリアン
映画の話もほどほどに話は再び“クルマの”デロリアンへと戻っていく。
有村氏が「デロリアンってやっぱり多くの人から愛されるクルマなんです。だってフォードやフェラーリが停まっていても近寄りがたいですよね? けど、デロリアンってたくさんの人が声をかけてくれて周りに人がいっぱい集まってくるじゃないですか!」とデロリアンならではの魅力を語ると下原氏も「つい昨日も子供から『このクルマ飛ぶの?』って聞かれましたよ! あとは、これは本物ですか? とか(笑)。」とデロリアンオーナーらしいエピソードを披露すると場内は同調のうなずきと笑いが溢れた。
場内のデロリアン愛がMAXに
日本だけにとどまらず、世界中のデロリアン仲間とつながりのある下原氏はさすがの知識でデロリアンに関するマニアックな情報を熱弁。
有村氏も登場人物の紹介や映画の見どころなどを交えながらもデロリアンへの愛を語るなど臨機応変なトークで会場を楽しませた。
聴衆も2人に負けじと飛び入りでトークに参加したり、マニアックな情報を補足したりと場内の一体感が際立ち、大盛り上がりのうちにイベントは終了した。
映画「ジョン・デロリアン」について
1977年、南カリフォルニア。パイロットのジムは、麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりにFBIの情報提供者となる。
彼は引っ越した家の隣に住むのがゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアンだと知り驚く。
美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的なクルマ“デロリアン”を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。しかしジョンの会社は新車開発で様々なトラブルが発生し、彼は資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった…。