フランス1部のリールとキットサプライヤーのNew Balanceは11月28日、クラブ創立75周年を記念した特別なユニフォームを発表した。
1944年11月に誕生したリールは今年で75年目に突入。今回のようなクラシックなデザインは、New Balanceにしては珍しいタイプだが、これにはもちろん理由がある。
Lille OSC 2019-20 New Balance 75th Anniversary
75周年記念ユニフォームは、とてもクラシックな雰囲気に。胸のV字が印象的なこのデザインは、クラブが誕生した1944年当時のユニフォームをモチーフにしている。通常のキットは胸にスポンサー「boulanger」のロゴマークを付けるが、この記念キットでは左袖に位置を変える。
エンブレムは通常のものではなく、リール市の紋章にも描かれているフルール・ド・リス(アヤメの花のデザイン)を特別に付ける。これはクラブの初代エンブレムを再現したものだ。
背面の肩部分には75周年記念ロゴマークをプリントする。このユニフォームはクラブ創立年と同じ1,944着の数量限定で販売された。
パンツとソックスはネイビーを基調としたデザインで、全体的にクラシック感が漂う。この75周年記念ユニフォームは12月1日のディジョン戦でデビューし、1-0でリールが勝利した。
Lille OSC 2019-20 New Balance Home
今季のホームキットは複雑なグラフィックが特徴的。レッドを基調とした点は従来と同じだが、そこにネイビーを加えてこれまでとは異なる印象のデザインが生まれた。この独特なグラフィックは、リールの街のストリートアートに触発されたもの。
Lille OSC 2019-20 New Balance Away
アウェイキットは継続してイエローをベースカラーに。袖を彩るブラックを、エンブレムやメーカーロゴなど各部の差し色にも用いる。
Lille OSC 2019-20 New Balance Third
そしてホワイトを採用したサードキットは、エンブレムの形状を模した五角形のグラフィックが特徴的。凝視すると目が回りそうなデザインは、ホームキットと同様にこれまでリールにはなかったものだ。