パリで開催中の東莞写真展は製造業を通したグローバルな接続性を展示

パリで開催中の東莞写真展は製造業を通したグローバルな接続性を展示

AsiaNet 82072(2488)

【パリ(フランス)2019年12月9日新華社=共同通信JBN】東莞市政府主催の東莞をテーマにした写真展が12月9日から16日までオリエンタルパリで開かれ、世界とつながる製造産業と多様な都市文化を披露している。中国内外の写真家の魅力的な写真70枚以上を展示することによって、この中国南部の都市はその美しさと製造業を世界に紹介し、いかに開かれているか、地球を包み込んでいるかを表現している。

イベント開幕式には、フランスの芸術・文化界、在フランス中国大使館、中国企業、メディアの代表を含む100人以上の人々が出席し、在フランス中国大使館のスン・ユミン公使(科学技術担当)、中国共産党東莞市委員会広報部のリー・キチン副書記、パリ高等師範学校のパスカル・ルーセル文化遺産部長があいさつした。

パスカル・ルーセル氏は「私は中国を何度も訪れ、広東省と中国における投資と経済の成長を目にしてきた。東莞は香港、マカオ、広州、深センから成るアーバンクラスターの中心にあって、海陸交通の便に恵まれた最高の地理的条件を誇りにしている。活気ある広東-香港-マカオ大湾区の恩恵を受け続ければ、国際都市としてさらに浮上すると思う」と語った。

実際に東莞は昔からフランスと友好関係がある。1904年にフランスの写真家アーネストは東莞の可園を訪れ、旅行中に撮影した写真を精妙な絵ハガキにしている。それをフランスにいる友人に送り「これは中国で撮った一番美しい写真」と記した。外国人が東莞で撮影した最古の写真である。

中国が改革開放政策を導入して以来、東莞とフランスおよび以遠との対話・交流は製造業を通じて発展した。

リー・キチン氏は開幕式で「開放は東莞の成長に深く根付いている。最もダイナミックかつオープンな経済によって改革開放を最も早く開始した都市として、東莞は200以上の国・地域と緊密な経済協力を展開してきた。強力な製造部門によって、今や世界的な経済協力の一部になり、東が西と出会う機会を提供している」とあいさつした。

パスカル・ルーセル氏は、東莞が広東21世紀海のシルクロード国際博覧会(Guangdong 21st Century Maritime Silk Road International Expo)を開催して既に世界から注目されていることから、写真展はよりオープンな東莞を垣間見る機会をフランスに与えるとみている。

イベントは3つの側面、すなわち「Bay Area Metropolis, Quality Dongguan(湾岸都市・上質の東莞」「Art of Manufacturing(製造業のアート)」「Connection to the World(世界とのつながり)」に焦点を当て、都市の魅力の全容を明らかにするよう工夫されている。会場にはGuanxiang、Xinchang Drum、Kylinなど東莞の無形文化遺産も展示されている。

ソース:The Dongguan Municipal Government