WECバーレーン:デンプシー・プロトンの布陣確定。2019年ラストレースのエントリーリスト発表

 12月12~14日に、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるWEC世界耐久選手権第4戦バーレーン。8時間での争いとなる今ラウンドは、9月に開幕した2019/2020年シーズンの折返しにあたるイベントだ。そんなWECバーレーンの最終エントリーリストが10日付けで発表されている。

 最終戦として行われるル・マン24時間レースを含め全8ラウンドで争われているWECは、2019年最後のレースとなるバーレーン8時間レースに向け、事前に暫定エントリーリストを公開していた。

 しかし、今戦のLMP2クラスにスポット参戦するGドライブ・レーシングが加わる一方で、LM-GTE Amクラスにレギュラー参戦しているデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSRは3名中2名のドライバーが確定せず。暫定リストにはトーマス・プレイニングの名前とふたつの『TBA』が並んでいた。

 その88号車ポルシェの布陣がイベント開幕直前となった今週ようやく定まり、ハリド・アル・クバイシとエイドリアン・デ・リーナーがポルシェ・ヤングプロフェッショナルドライバーのプレイニングとともに911 RSRをシェアすることが明らかになった。

 アラブ首長国連邦(UAE)出身のアル・クバイシは、2014年から2016年にかけてWECに参戦していた常連ドライバーのひとりだ。しかし、近年はレギュラー参戦には恵まれず今戦への出場はスポット参戦した2018年の上海6時間レース以来、約1年ぶりとなる。

 そんなアル・クバイシとともにデンプシー・プロトンのメンバーに加わったデ・リーナーは今季第2戦富士で、星野敏、プレイニングとともに88号車ポルシェをドライブしており、今回が2019/20年シーズンで2度目のスポット参戦となる。

 なお、88号車ポルシェは今シーズンここまで、毎戦異なるドライバーラインアップでローテションを組んでいるが、チーム代表兼ドライバーのクリスチャン・リードは、残りのレースでは3人のドライバーを固定したい考えであることをSportscar365に語っている。

 4クラス合計31台がエントリーしているWEC第4戦バーレーン8時間レースは、12月12日(木)に走行がスタート。決勝は14日(土)15時(日本時間15時)にスタートが切られる予定だ。

2019/2020年WEC第4戦バーレーン8時間レース エントリーリスト

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