志尊淳が恋した相手は金魚!? 荻原浩の「金魚姫」を青山真治監督が映像化!

志尊淳が、2020年3月29日放送のNHK BSプレミアム「金魚姫」(午後9:00)に主演する。直木賞作家・荻原浩氏による同名小説を、映画監督の青山真治氏が映像化。人生どんづまりの青年が、金魚の化身である謎の美女と出会うことで、生きる意味を再び見いだしていく。

仕事も恋もうまくいかない主人公・潤を志尊淳が、ヒロインである金魚の化身・リュウを瀧本美織が、そして2人の運命に影響を及ぼす潤の義父・長坂を國村隼が演じる。運命に導かれるように出会い、生と死のあわいで引かれ合う2人の日々を、優しく切ないラブストーリーとして描く。ある日、潤は祭りの金魚すくいで1匹の琉金(りゅうきん)を手に入れる。すると、その琉金は金魚に身をやつした美女で、突然人間の姿に変わり、潤の目の前に現れる。リュウと呼ばれることになった彼女は伝説のらんちゅうを探し求めていて、潤に協力を求める。

志尊は「ずっとお仕事をさせていただきたいと熱望していた青山監督と作品を作れることが感無量です」と喜び、「そして金魚姫という素晴らしい原作。潤という人物。不条理の世界からの言葉が美しく、はかなく突き刺さります。今は楽しみすぎる気持ちと怖すぎる気持ちが共存していますが、ただただこの貴重な時間の中でもがいて、あがいて楽しんで生きます」と気合十分。

瀧本は「こんなにも魅力的な作品に参加させていただけること、青山監督、志尊さんと初めてご一緒させていただくこと、とても幸せです。イメージを最大限に膨らませながら、皆さんとの空気感をめいっぱい感じて撮影に臨みたい」と話しており、國村も「ファンタジックなしつらえの中に、人の思い(どうも人だけではなさそうですが…)がダークに美しく、また官能的でもあり、この世界に少し生きてみたいと思わせる魅力をもって描かれていました」と物語に引き込まれている。ほかに、唐田えりか、中村優子、仙道敦子らの出演も決まっている。

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