豆腐に針、裁縫の上達誓う ファッション系学科の学生らが針供養 横浜

学生らが、折れたり古くなったりした針を豆腐に刺して供養した=岩崎学園横浜fカレッジ(横浜市西区)

 日頃使用している針道具に感謝する恒例の針供養が6日、岩崎学園横浜fカレッジ(横浜市西区)で行われ、学生らは感謝の思いを抱きながら裁縫技術の上達を誓った。

 地元の浅間神社の神職らによる講話と神事に続き、ファッション系学科の学生約300人が、この1年間で折れたり古くなったりした針を豆腐に刺して供養した。針供養には諸説あるが、硬い生地などの裁縫に使ってきた針を豆腐などに刺すことで、最後は柔らかい所で休んでほしいという気持ちを表すという。

 ファッションライフデザイン学科3年の後藤彩実衣さん(21)は「卒業後も針を手にする仕事に就くので、今後も感謝して使っていきたい」と話した。

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