メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンとMotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシがマシンを交換して走行するという企画が、12月9日に実施された。6度のチャンピオンであるハミルトンはMotoGP仕様のヤマハYZR-M1に、9度のチャンピオンのロッシは2017年型メルセデスW08に乗り、スペイン・バレンシアで走行した。
これはふたりの共通スポンサーであるモンスターエナジーによる企画で、ハミルトンがMotoGPマシンに乗るのは初めてのこと。ロッシは約10年前にフェラーリF1マシンでテストを行った経験を持つ。
走行が行われた直後には写真などが公開されず、水曜にイタリアのLa Repubblicaは、ハミルトンがクラッシュしたと報じたが、ハミルトン本人がそれを否定、「ふたりともとてもうまくやれた。トラブルはまったくなかったし、最高の一日だったよ!」とSNSで発言した。
Sky Sportsによると、ふたりとも挙動が乱れるシーンはあったものの、大きな問題はなかったという。ハミルトンは「小さなスピンを1回したが、マシンを壊してはいない」とコメントしている。
ロッシはハミルトンのタイムから1.5秒落ちのラップタイムを記録、ハミルトンはロッシより4秒遅いタイムだったとSky Sportsは伝えている。