<レスリング>抽選に新しいプログラム・システム導入、全階級が一括抽選へ

抽選ルールの変更で、抽選シーンも様変わりするか=提供・UWW

 世界レスリング連盟(UWW)は12月10日、公式ウェブサイトで抽選の新プログラム・システム導入と、それに関するルール変更を発表した。

 新しいプログラム・システムは、「不正ができず、ランダムに割り振られることが証明されたブロックチェーン」と呼ばれるシステム。「組み合わせ発表までの時間を節約できる」とも記載されている。国際オリンピック委員会(IOC)からも承認、賞賛されたという。

 抽選は各スタイルのスタート前に全階級をまとめて行う方式に変更。今年の世界選手権(カザフスタン)の場合、グレコローマンは第1~3日にスタートしていたので、第3日から始まる階級は試合の3日前に組み合わせを知ることになる。

 ただし、今年のオリンピック大陸予選と世界予選は、全体の日程の前日に3スタイルの抽選をまとめる。東京オリンピックは、各日ごとに抽選が行われる。

© 公益財団法人日本レスリング協会