高波倒壊の護岸復旧で市民説明会 横浜・金沢区で12月24日

台風の高波で倒壊し、仮復旧中の護岸=横浜市金沢区の福浦地区

 横浜市は24日、9月の台風15号による高波で倒壊した金沢区福浦・幸浦地区の護岸について、復旧方針に関する市民説明会を開く。年内にも復旧計画を策定し、来年の台風シーズンまでに完成を目指す。

 工業団地が広範囲で甚大な浸水被害に見舞われた福浦地区について、市は延長約1.1キロの岸壁に沿って排水機能を持つ直立消波ブロックを新たに設置し、護岸を約3メートルかさ上げする方針を固めている。幸浦地区の護岸については専門家を交えて検討を進めており、早急に方針を決める。

 この日は、市の担当者が被災中小企業復旧支援補助金に関する事前相談や申請受け付けについても説明する。市金沢産業振興センター(同区福浦1丁目)で、午後1時半からと、同3時半からの2回開催で、説明内容は同じ。問い合わせは、市港湾局政策調整課電話045(671)7300。

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