「高齢者の元気な姿を見て」 NPOが創立15年で音楽祭

「元気の出る音楽の集い」音楽祭で合唱を披露する参加者

 相模原市南区で活動するNPO法人「元気の出る歌の集い」の創立15周年を記念した音楽祭が11日、相模原南市民ホ-ル(同区)で開かれた。

 法人は、介護や認知症の予防を目的に、音楽療法や歌、体操、脳トレーニングなどを行う集いを、月5回開いている。相模台公民館(同区)の事業「高齢者学級」の受講者を中心に活動を始め、2005年にNPO法人化した。

 音楽祭は毎年12月に行っている発表会で、今回は午前と午後の二部に、延べ約700人が参加。思い思いに歌や踊りを楽しんだ。

 法人の杉田實理事長(86)は「人生100年時代、高齢者の元気な姿を見て悩みを吹き飛ばしてほしい」と話し、参加者増を期待した。

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