「尊い意志、受け継ぐ」 県警、殉職警察職員慰霊祭

殉職した県警職員199人の慰霊祭=横浜市栄区の県警察学校

 県殉職警察職員慰霊祭が12日、横浜市栄区の県警察学校で行われた。遺族や県警職員ら約400人が参列。1877年10月~2018年8月に、職務遂行の過程で犠牲になった県警職員199人の霊を慰めた。

 古谷洋一本部長は式辞で「今日の平和で安定した社会は、皆さまが命を懸けて築き、守ってくれた礎の上に成り立っている。治安情勢は予断を許さないが、尊い遺志を受け継いで職員一人一人が実力を高め、安全・安心な地域社会の実現に向け、目に見える成果を上げて県民の期待と信頼に応えていく」と誓った。

 参列者は黙とうをささげ、白菊を献花した。慰霊祭は143回目。県警職員の殉職者は、明治32人、大正34人、昭和113人、平成20人。

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