同僚の制服にバツ印落書き、現金盗む 2等海士を懲戒免職

海自横須賀地方総監部

 同僚の制服に落書きし、別の隊員から現金を盗んだとして、海上自衛隊は13日、横須賀教育隊の男性2等海士を懲戒免職処分にした。

 海自横須賀地方総監部によると、男性海士は8月、同僚隊員の制服や作業服計3着に油性ペンでバツ印の落書きをした。その発覚後の10月には別の隊員の私物ロッカーに保管されていた財布から現金5千円を盗んだ、としている。

 男性海士は落書きについて、別件で上官から指導を受けたことの原因が同僚隊員の報告にあると思い「仕返ししようと考えた」と説明。窃盗は「魔が差した」と話しているという。

 同総監部は個人が特定されるとの理由で、男性海士の年齢などを明らかにしていないほか、捜査状況についても不明としている。

 また同日、私有車両の乗り入れ許可証を偽造したとして、横須賀弾薬整備補給所の30代男性3等海曹を停職10日の懲戒処分にした。

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