かつら合わせ入念 宮日名流会向け出演者

かつら合わせに臨む出演者(中央)=13日午前、宮崎市・ホテルマリックス

 本県の古典舞踊の舞い手が集う「第44回宮日名流会」(宮崎日日新聞社、宮日文化情報センター主催)に向けたかつら合わせは13日、宮崎市のホテルマリックスで行われた。
 かつらを担当する京都府の「床山」が、出演者の頭の形を確認。生え際が自然に見えるよう、かつらを入念に調整していた。衣装や小道具、音響などの舞台関係者も参加し、出演者と丁寧に打ち合わせを行った。
 初出演で弟子2人と長唄「俄獅子(にわかじし)」を披露する、宮崎市の松川寿恵弘(じゅけいこう)さんは「夢の晴れ舞台に立てることは大変光栄。江戸の吉原が舞台なので、華やかな雰囲気の舞踊と衣装を楽しんでほしい」と語った。
 名流会は来年3月1日午前11時から宮崎市民文化ホールで開く。花柳、藤間、若柳、若柳臣、松川、仙田流の6流派から計23人が全14幕を披露する。入場料3千円。宮日文化情報センター(電話)0985(27)4737。

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