家電設置工事の技能競う ジャパネット、顧客対応の審査も

競技大会の決勝で、エアコン設置工事の作業に取り組む出場者=佐世保市大塔町、ジャパネットロジスティクスサービス本社

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)の子会社で、家電の配送や設置サービスを担うジャパネットロジスティクスサービス(同)は12日、家電の設置工事の技能を競う大会を市内で開いた。エアコン工事部門には協力会社26社から39人が出場した。
 全国約80社と契約を結び、業務を委託。大会は従業員の技能向上を目的に年に1回開いている。冷蔵庫を運ぶ大型家電配送部門もあり、2人一組で5組が出場した。
 エアコン工事部門の決勝には、予選を勝ち抜いた5人が挑んだ。取り付け工事の時間や正確さだけでなく、「到着が30分遅れた」という設定で、顧客対応も審査。出場者は制限時間70分で、エアコンと室外機を素早く設置し、顧客役の審査員に使用方法を丁寧に説明していた。
 決勝に進んだ、ヒロセ電設(佐世保市)の松井航平さん(23)は「時間に追われて、少し焦ってしまった。全国の人の作業も見ることができ勉強になった。改善点を見直して、接客に当たりたい」と語った。

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