十字架やメッセージ 教皇訪問の「あかし」20点展示

教皇自筆のサインや教皇が贈った十字架などが並ぶ特別展示=長崎市、カトリック長崎大司教館

 カトリック長崎大司教区は、長崎市橋口町のカトリック長崎大司教館で、ローマ教皇フランシスコの長崎訪問を記念した特別展示として、長崎滞在中のゆかりの品約20点を公開した。21、22両日も展示する。
 教皇は11月24日に長崎市を訪問。爆心地から核兵器廃絶を訴えたほか、県営ビッグNスタジアムで3万人規模のミサを執り行った。
 展示品のうち、長崎大司教館の芳名帳は、教皇のサインと「この町のキリスト教的なあかしを感謝します」などイタリア語のメッセージがつづられている。長崎ミサの際に教皇が着用した祭服のほか、教皇が長崎大司教区に贈った十字架やミサの際に使う杯「カリス」などが並んでいる。
 同市稲佐町の看護師、大林千恵子さん(52)は「長崎訪問時のことがよみがえってくる。パパ様が発信された平和へのメッセージを胸に、できることを少しでもやりたいと思う」と話した。
 特別展示の開催日時は21日午前10時~午後3時と、22日午前11時~午後3時。観覧無料。

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