現在リヴァプールへの移籍が噂されている南野拓実。『Planet Football』は、彼に対して欧州のエキスパートたちが話した言葉を特集している。
「私がビッグクラブの人間ならば…」
レッドブル・ザルツブルクのスポーツディレクターを努めているクリストフ・フロイントは、『Independent』に対してこう語った。
クリストフ・フロイント 「彼は傑出したパーソナリティーを持っている素晴らしい選手だ。
ビッグクラブは彼のことをチェックしている。そしてもし私がビッグクラブの人間ならば、契約することを躊躇わないだろう。
タクミは1月のマーケットで次のステップを踏む準備ができているよ」
「影に隠れてきたが…」
地元誌『Salzburger Nachrichten』は、2019年8月に以下のような論評を掲載していた。
ザルツブルガー・ナハリヒテン 「南野拓実は、ザルツブルクで素晴らしいストライカーに成長する道のりを歩んでいる。
この日本人は現在ザルツブルクのベストプレーヤーだ。これまではジョナタン・ソリアーノやモアネス・ダブールの影に隠れてきたが、今はゴールまで決め始めた」
「信頼に応えた」
かつてレッドブル・ザルツブルクを率いていたローゼ監督は、南野拓実に対してこう語っていた。
マルコ・ローゼ 「彼は、私が与えてきた信頼に対して十分以上に応えてくれたよ」
「ホーランを除けば…」
ジャーナリストのモリッツ・アブリンガー氏は、リヴァプールの公式サイトでこのようなコメントを掲載されていた。
モリッツ・アブリンガー 「アーリン・ホーランのことを除けば、南野拓実は最高の状態にあるかもしれないね。
右サイドのウイングでスタートして、ピッチ内でいいプレーをして、仲間のゴールを演出した。
しかしながら、これまで多くのゴールも決めており、それは彼自身でも得点を叩き出せることを証明しているね」
「典型例に分類できない」
有名なサッカージャーナリストであるマヌエル・ヴェスは、『Liverpool Echo』に対して以下のように話している。
マヌエル・ヴェス 「南野拓実がレッドブル・ザルツブルクで残してきた記録を見れば、それは印象的だ。192試合で63ゴール。
そのような数字を残せる者はおしなべていい選手であると言っていいと思う。
私は彼を勤勉な攻撃的ミッドフィルダーとして説明したい。特定の典型例に分類するのは難しいね。
この価格は『お買い得』すぎる。本当にお買い得だ。このレベルの選手にね」
「ザルツブルクは喜んでいる…」
『New York Times』のジャーナリストであるロイ・スミスは、自身のSNSで以下のように投稿した。
ロイ・スミス 「きっと誰かがアーリン・ホーランにとんでもない移籍金を支払うだろうし、それには正当な理由もある。
ただ、レッドブル・ザルツブルクは南野拓実とファン・ヒチャンがその影に隠れているのを喜んでいるだろうね。彼らがどれだけいい選手であるかが」
「ポジショニングが…」
『Telegraph』のジャーナリストであるJJブル氏は、南野拓実についてこのように論評した。
JJブル 「南野拓実のポジショニングはフレキシブルだ。アンフィールドで競争するにあたって、それはとても有用なものになるだろうね。
彼は3トップの誰ともローテーションできる。必要とされればもっと深い位置でもいい。攻撃的な動きを指示されながら、何度かセントラルMFでもプレーした。
クリエイターとして、リンクマンとして、そしてゴールの驚異を与えられるシャドーストライカーとして機能できる。それが彼の能力だ」