バンクシーの新しいアートに、早々にイタズラ

覆面アーティスト、バンクシーが、イギリス中部バーミンガムのジュエリー・クォーターに新作を描いたことをインスタに投稿したところ、その数時間後に何者かによって一部が上塗りされてしまった。BBCが伝えた。

この作品は、ホームレス問題に注意を向けてもらうよう、この地域に住むホームレスのライアンがよく使うベンチをソリに見立てて、2頭のトナカイがそれを引っ張っているかのように描いた、クリスマス・シーズンにちなんだアート。

それに対するイタズラは、2頭の鼻をスプレーで赤く塗りつぶすものだった。

壁の持ち主である鉄道インフラ会社のネットワーク・レールはこの事態にすぐに対応し、これ以上イタズラをされないようにプラスチック・シートで壁を覆い保護。

同社は「われわれはたくさんのグラフィティを消すのにいつも多大な労力を割いているが、こんな誠意のあるバンクシーのグラフィティはない」とコメントした。

インスタはまだイタズラされる前のもの。

© 英国ニュースダイジェスト