今大きな話題になっている南野拓実のリヴァプール移籍話。1月のマーケットでレッドブル・ザルツブルクを離れ、プレミアリーグに挑戦するのではないか…とまことしやかに囁かれている。
その中で一つのトピックとなるのが「契約解除条項」というもの。これは「定められた一定の額をクラブに支払うと約束することにより、選手との直接交渉が許可される」というルールだ。
南野拓実はこの条項に設定されている額がかなり安い…ということらしいのだ。『Planet Football』はこれを受けて「契約解除条項が安いスター候補」という記事を掲載している。
南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
契約解除料:725万ポンド(およそ10.6億円)
レッドブル・ザルツブルクで4シーズン戦ってきた日本代表FWの南野拓実は、今季すでにリヴァプールへの移籍が噂されている存在だ。
その噂の中で大きな話題となっているのが契約解除条項に設定されている額。報道によれば725万ポンドであるとのことで、近年のサッカー界では極めて珍しいほどの安いものだそう。
チャンピオンズリーグでの経験が豊富で、さらに24歳という若い年齢。リヴァプールだけではなく多くのクラブが注目して然るべき状況にある。
アーリン・ホーラン(レッドブル・ザルツブルク)
契約解除料:1700万ポンド(およそ24.7億円)
レッドブル・ザルツブルクで「安い」と言われているのは南野拓実だけではない。ゴールを量産し続けている驚異の19歳アーリン・ホーランもそうだ。
22試合で28ゴールというとんでもない記録を持つ彼の市場価値は8000万ポンド(およそ116.4億円)を超えていると言われる。しかしながら、彼の契約にはバイアウトが可能な条項が付随しているという報道があった。
その額はなんと1700万ポンド。もちろんマンチェスター・ユナイテッド、ボルシア・ドルトムント、ユヴェントスなどが彼の獲得に向かっているという。
ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)
契約解除料:2700万ポンド(およそ39.3億円)
ヴェルナーはすでに23歳で世界レベルのストライカーに成長した。現在バイエルン・ミュンヘンやリヴァプール、チェルシーなどのビッグクラブに関心を抱かれているという。
ドイツ代表でもポジションを確保した彼は今季14試合で15ゴールと輝かしい結果を残している。
当然RBライプツィヒは今季限りとなっていた彼との契約を延長するに至ったが、新しい契約解除条項はおよそ3000万ユーロというかなり手頃なものに。
ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
契約解除料:2500万ポンド(およそ36.4億円)
今イタリアで最も優秀な若手MFの1人であるペッレグリーニであるが、彼はなんと2500万ポンドという安い価格で買うことができる…と報じられている。しかもそれは2回の分割払いが可能だとか。
しかしながら、ペッレグリーニは現在ローマを出るつもりがないため、クラブ側は契約更新に向けて動いているというレポートも。
ペッレグリーニ自身もメディアに対して「契約の条項を削除することについても話し合う」と明かしており、欲しいクラブは早い動きが求められるだろう。
トーマス・パーテイ(アトレティコ・マドリー)
契約解除料:4350万ポンド(およそ63.3億円)
このリストの中ではかなり高額なものになっているパーテイ。とはいえ、これまでアトレティコが放出してきた選手の数々を見れば、この価格は安い部類だ。
このMFはディエゴ・シメオネ監督の下でかなり重要視されている若手であり、そのパフォーマンスはまさに多くのクラブの目を惹くものである。
マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルと接触しているという噂も夏には流れていたが、驚くことに誰もこの契約解除条項を活性化するだけのお金を積まなかった。
マルク・ロカ(エスパニョール)
契約解除料:3600万ポンド(およそ52.4億円)
スペインの年代別代表で活躍を見せる若手MFロカは、23歳でエスパニョールの中心的な選手として君臨している。多くのビッグクラブが狙っており、ベンフィカやバイエルン・ミュンヘンの噂がある。
シャビ・アロンソやセルヒオ・ブスケツの後継者としても期待される彼の契約には3600万ポンドのバイアウト条項が付随している。
夏には本当にバイエルンが獲得に動いていたものの、ギリギリで撤退したと伝えられている。もし契約が更新されなければ、来年夏には間違いなく動くだろう。