韓国が30万台の産業ロボット運用の新記録を達成  IFRリポート

韓国が30万台の産業ロボット運用の新記録を達成 IFRリポート

AsiaNet 82161 (2513)

【フランクフルト(ドイツ)2019年12月17日PR Newswire=共同通信JBN】International Federation of Robotics(IFR、国際ロボット連盟)によるWorld Roboticsリポートによると、韓国が2018年(+10%)に約30万台の産業ロボット在庫の新記録を達成した。韓国は5年間で産業ロボット台数を倍増した。韓国は2018年、日本と中国に続き第3位だった。しかしロボット導入のダイナミズムは近年減少しており、2019年も引き続き減少が予想される。

IFRの津田純嗣会長は「2018年のロボットの導入台数は3万7807台で5%減少した。電機/電子産業と自動車産業がいずれも導入を減らした。この2つの産業は総需要の82%を占めている」と述べた。

▽貿易摩擦
韓国は米中貿易摩擦の影響を受けた。中国は韓国の中間製品にとり重要な輸出先である。米中摩擦は中国からの需要が減少する結果となり得る。一方で韓国製品は中国製品に代替する可能性がある。しかし現在、韓国経済は荒波を受けている。

長期的には、競争力を維持するために大規模なロボット使用は極めて重要である。韓国の人口は急速に高齢化しつつある。これはなぜ韓国が既にロボットを受け入れ、製造業での「ロボット密度」でシンガポールに続き2位にランクされているかを説明する助けとなる。

▽韓国の労働力開発
2019年に改正された労働力開発・訓練法は一連の政府主導のプログラムの中で重要な構想の一つである。国民はロボットと自動機械の扱い方の技能を開発する支援を受けている。「Smart Manufacturing Innovation Strategy(スマート製造イノベーション戦略)」は2022年までに5万のスマート工場労働者を増強すると発表した。

プレスリリース全文はhttps://ifr.org/ifr-press-releases/を参照。

▽IFRについて
The International Federation of Robotics(国際ロボット連盟): www.ifr.org

▽メディア関係問い合わせ先
econNEWSnetwork
Carsten Heer
phone +49 (0) 40 822 44 284
E-Mail: press@ifr.org

ソース:The International Federation of Robotics