アストロズが救援右腕・スミスと再契約 2年800万ドルとの報道

日本時間12月17日、アストロズは自軍からフリーエージェントとなっていたリリーフ右腕、ジョー・スミスと再契約を結んだことを発表した。2017年オフにインディアンスからフリーエージェントとなったスミスは、2年1500万ドルでアストロズと契約。2年契約が満了してフリーエージェントとなった今回は、2年800万ドルの契約であることが報じられている。

スミスは「僕たちは良いチームだよ。間違いなく打線は素晴らしいし、リリーフ陣も良くなると思うし、守備面も優秀だ。先発投手陣にもまだジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーがいる。僕たちは依然として本当に良いチームだよ」と語り、アストロズとの再契約を喜んだ。

現在35歳のスミスは、今季の前半戦を左アキレス腱断裂からのリハビリに費やし、後半戦から戦列復帰。28試合に登板して1勝0敗、4ホールド、防御率1.80、被打率.209、WHIP0.96という安定したパフォーマンスを披露し、実力健在をアピールした。ポストシーズンでも10試合に登板して防御率3.12、WHIP0.92とまずまずのピッチングを見せ、リーグ優勝に貢献。10試合中8試合は無失点だった。

スミスは来季もライアン・プレスリー、ロベルト・オスーナ、ジョシュ・ジェームス、ブラッド・ピーコック、クリス・デベンスキーらとともに強力なブルペンを形成することになる。なお、アストロズのブルペンからはウィル・ハリスとヘクター・ロンドンがフリーエージェントとなっており、彼らの穴を埋める補強も必要となるだろう。

サイン盗み疑惑に揺れるアストロズは今オフ、ここまで大きな補強を行っておらず、控え捕手としてダスティン・ガーノウを獲得し、メッツとのトレードでジェイク・マリズニックを放出したのが目立つ程度。ゲリット・コール、ウェイド・マイリー、ロビンソン・チリーノスらがフリーエージェントとなった穴が埋まっておらず、先発投手と捕手の補強が急務となっている。

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