【動画】対馬・白嶽 島の成り立ち、物語る景観

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山頂部に白い石英斑岩の岩峰がそびえる白嶽。左が雄岳で、登山客の姿越しに、青い浅茅湾が望めた=対馬市美津島町洲藻

 九州百名山の一つ、対馬市中南部の美津島町洲藻(すも)にそびえる「白嶽(しらたけ)」(518メートル)。その頂からは、複雑に入り組んだリアス海岸の浅茅湾や、島の南北に連なる山々を見下ろすことができる。
 対馬観光物産協会事務局長の西護(にしまもる)さん(47)によると、対馬は太古の昔に海底が隆起し形作られ、面積の9割を山地が占めている。白嶽の山頂には、西側の雄岳(おだけ)、東側の雌岳(めだけ)と呼ばれる二つの岩峰。マグマ由来の「石英斑岩(せきえいはんがん)」が、激しい地殻変動の痕跡を示す。ふもとからも白く神々しい姿を仰ぎ見ることができるが、登頂ルートがあるのは雄岳だけだ。
 西さんは「古くから霊山としてあがめられた白嶽を含め、名前の付いている山は177と全国一。それだけ、山は島民の生活に身近な存在なのでしょう」と話す。