レッズがマイリーと契約合意 強力な先発ローテーションが完成

日本時間12月17日、レッズがフリーエージェントの先発左腕、ウェイド・マイリーと2年1500万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から聞いた話として伝えた。レッズはエースのルイス・カスティーヨを中心に先発投手陣が充実しており、マイリーの加入によって強力な先発ローテーションが完成した。

フェインサンドによると、マイリーの年俸は来季が600万ドル、2021年が800万ドルで、2022年の契約は年俸1000万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)になっているという。よって、マイリーに保証される金額は2年間の年俸とバイアウトを合わせて1500万ドルとなる。

現在33歳のマイリーは、今季アストロズで33試合に先発して167回1/3を投げ、14勝6敗、防御率3.98、140奪三振をマーク。8月末の時点で13勝4敗、防御率3.06の好成績を残していたものの、9月に入ってからの5先発では防御率16.68、被打率.467、被OPS1.205とめった打ちを食らい、ポストシーズンでも1試合しか登板機会を与えられなかった(防御率6.75)。今年8月までのピッチングを取り戻せるかどうかが、新天地での活躍のカギを握る。

マイリーの加入により、レッズの先発ローテーションの顔ぶれはカスティーヨ、ソニー・グレイ、トレバー・バウアー、マイリー、アンソニー・ディスクラファーニの5人で確定。カスティーヨは今季15勝8敗、防御率3.40、226奪三振、グレイも11勝8敗、防御率2.87、205奪三振の好成績をマークしており、バウアーは2017年に17勝、2018年に防御率2.21を記録するなど、2015年から5年連続で2ケタ勝利をマークしている。ディスクラファーニも10勝近い勝ち星を計算できる投手であり、唯一の左腕としてマイリーが加入し、強力な先発ローテーションが完成することになった。

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