German Bionic、パワースーツ「Cray X」がビックカメラ物流施設に導入される。家電量販店として国内初

身体的負担の大きい仕事での腰の負担を低減 German Bionicは、インテリジェント・パワースーツCray Xを、ビックカメラの東松山及び船橋の物流施設へ導入した。両社のコラボレーションは2019年ビックカメラ・アクセラレーター・プログラムをきっかけに始まったという。商品の持ち上げ/取り扱い時に従業員の業務負担を低減、長期的な健康面をサポートする健康的な職場環境形のための実証実験を行っている。

ビックカメラやグループ企業の店頭・EC商材を取り扱う、11万m2を超える物流拠点(埼玉県東松山市及び千葉県船橋市)にインテリジェント・パワースーツを導入、物流現場での効果検証を進める。作業現場でのCray X エクソスケルトン/パワースーツ製品の着用テストでは、重量物の持ち上げに伴う複数の場面において、作業者からポジティブなフィードバックがあるという。

「Cray Xは」人の知性と機械のパワーを組み合わせることで、装着者の動きをサポート、強化する人間-機械システム。第3世代のGerman Bionic Cray Xは、重量物の持ち上げ、運搬時に作業者の方を支援、同時に装着者の姿勢を正しく保ち、持ち上げ技術を最適化する。

これにより、筋骨格システムへのダメージを低減、従業員の方々は作業現場内外で長期的な健康面のベネフィットが期待される。

Cray Xは、アクティブ・エクソスケルトンと呼ばれ、電子モーターにより駆動する。これにより、持ち上げ時に費やす従業員の方の総負担量を大きく下げ、腰部を痛めることを低減させす。 「パワースーツは特に敏感な腰部及び腰帯の過大な圧迫から保護します」と予防理学療法のハーバート・シュスター教授は解説する。有識者はアクティブ・エクソスケルトンの利用を、 職場環境の人間工学を最適化し、 怪我と筋骨格障害の予防することに役立つとみている。

© 株式会社プロニュース