踏み間違い事故防止へ 島原市が公用車に後付けペダル

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後付けペダルの操作を体験する市職員=島原市、島原自動車学校

 高齢ドライバーらがアクセルとブレーキを踏み間違い車が暴走する事故が全国で相次いでいることを受け、長崎県の島原市は乗用車に後付けできる「踏み間違い防止装置」を公用車1台に取り付けた。高齢者向け交通安全教室での試乗体験などを通し、周知を図り普及を促進したい考え。市によると、公用車への導入は九州の自治体で初めてという。
 装置は熊本県玉名市のナルセ機材が製造する「ワンペダル」。1本のペダルを踏み込むとブレーキが掛かり、アクセルはペダルに取り付けられたレバーを足で横に押すと加速する仕組み。ペダルは1本で踏み間違う恐れがないという。公用の軽乗用車に9日導入した。費用は18万7千円。
 市職員向け試乗会が16日、島原自動車学校(同市梅園町)であり、約30人が参加。実際に操作し扱い方を学んだ。総務課の増田央子さん(52)は「慣れてくれば普通の車と同じように運転できそう。普及が進んで事故が減ったらいいと思う」と話した。
 島原署によると、踏み間違いによる事故は今年11月末までに、県内で44件発生(前年同期比20件減)。同署管内では1件(同4件減)。このうち65歳以上の運転では県内22件(同3件減)、管内1件(同2件減)。