【CAから野菜ソムリエに】「おとなの食育」を伝える~CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.13~

【第13回】 「CAの転職&セカンドキャリア体験談」

ここでは転職をお考えのあなたへ、「CAの転職&セカンドキャリア体験談」として生の声をお伝えして参ります。

CAの方もそうでない方も参考にしていただけたら幸いです。

第13回:植松めぐみ

航空会社:外資系航空会社→国内航空会社総合職

現在の職業:野菜ソムリエ

 

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不規則な生活&食生活が乱れていたCA時代

もともと食べることが大好きだった私がCAになったきっかけは「色々な所に行けて、色々な物を食べられて、色んな経験をできる職業だ!」思ったことでした。

CAになってからは、同期、先輩・後輩にも恵まれ毎日が刺激的であり、なにより自分自身の成長に結びつく日々を送っていました。

 

しかし食生活はと言えば、毎日が外食&コンビニ食、自炊は一切しない健康には全く興味もない生活を送っていました。

 

結果、このよう食生活を送っていただけあって体調不良、肌荒れ、激太り、イライラが止まらないなどどいった不定愁訴が次から次へと自分自身に降りかかってきました。

この経験が現在の私の職業「野菜ソムリエ」になるきっかけに大きく結びついています。

 

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野菜ソムリエになるきっかけとは?

不定愁訴を経験したことで、ある人に大きく感謝の気持ちが出てきました。

それは、母です。

 

私の実家は食生活には本当に厳しい生活でした。

まず食生活は「野菜が主役の料理がメイン」。

毎朝3種類以上のフルーツを食す。

コンビニ食はほとんど口にしない。

実家にいた学生時代は「私もコンビニの甘い菓子パンを食べたい!」と懇願した時期もありました。

そのため、就職して一人暮らしを始めた途端、今までのフラストレーションが爆発したのか、毎日外食orコンビニ食といった生活にシフトされてしまいました。

 

しかし、そんな食生活で身体がもたず、毎週と言っていいほど風邪は引き、肌荒れも酷く、体重も急激に増加と言った事態に陥りました。

 

そこから「以前、親から与えられていた食生活に変えよう!」と自分自身で栄養学の勉強を行い、野菜が主役の食事にシフトしたところ、2か月で成果が現れました。

 

まず、体重が元に戻り、皮膚科にずっと通い詰めても治らなかった肌荒れが落ち着きました。そして何より、イライラがなくなりました。そうしたことより「身体は食事で作られている!」と痛感し、野菜ソムリエの勉強を始めました。

 

 

野菜ソムリエとして一番伝えたいこと

野菜にはビタミン類、食物繊維など身体に不可欠な栄養素がたくさん含まれています。

 

野菜ソムリエとして、野菜の基礎知識、旬の野菜の調理の仕方など、誰でも簡単に出来る料理教室やセミナーを開催しています。

 

私自身がもっとも伝えたいこと、そして1人の子の親として感じたことが、「おとなの食育」です。

 

親から提供された食生活は、子供の心理面にも関与してくると考えています。

 

そのため、一人でも多くの方に「おとなの食育」を広めたいと考え活動しています。

 

次のページ:広がっていく野菜ソムリエの活動

 

広がっていく野菜ソムリエの活動

野菜ソムリエとして料理教室やセミナーを開催する中で、よく聞かれる声が「野菜・果物を食べる暇がない!」というもの。

 

その多くの方の声を拾い、「乾燥野菜のオニオンスープ(2種類)」「ほうじ茶ベースのフルーツティー(2種類)」の販売(ギフト可)をスタートしました。

 

 

お茶とコップがあれば食して頂けるので、忙しくて食べる暇がないとうう方でも、手軽に野菜と果物を摂取できる一品です。

 

 

また、野菜ソムリエの活動の一環として、湘南のそらまめファームにて農業×人の結びつきを支援しています。

 

私達の農園は、大人の子どもたちも多く集まることから、農業体験、ものづくり、食の大事さを伝えていき、大人でも学べる農園を目指しています。

 

 

 

転職やセカンドキャリアに悩んでいる方へ

CAという職業はよく世間から「素敵だね!」などと言ってもらえる職業な反面、潰しが効かない職業とも言われています。

 

しかし、実際どんな職業につこうとも自分自身の頑張りさえあれば、乗り越えられると実感しています。

 

そして、子供がいると子供のお世話で自分の時間が取れない、もっと自分自身を取り戻して働きたいなどど思われる方も多いのではないでしょうか。

私自身もそうでした。

そんな時はできない理由を探すよりも、出来る理由を探して前に進むことで視野が広がっていくはずです。

 

皆さんの素敵な未来を陰ながら応援し、その姿にを私自身も励みにさせていただきたいです。

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