米軍の着陸訓練候補地の「馬毛島」、12月6日付で防衛省が所有権を取得

 米空母艦載機の着陸訓練(FCLP)の移転候補地にあがっていた鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)の不動産の所有権が12月6日付で、タストン・エアポート(株)(TSR企業コード:942045602、世田谷区)から防衛省に移転した。
 不動産登記簿によると、防衛省が11月29日、売買予約で所有権移転請求権仮登記を設定していた。
 馬毛島は、立石建設(株)(TSR企業コード:290199727、世田谷区)の関係会社であるタストン・エアポートが大部分を所有していたが、立石建設グループの資金繰り悪化などから政府との売買交渉が加速していた。

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2019年12月19日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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