再造林率下落73% 山主高齢化、負担増が要因

 県内の林業現場で増える伐採量に対して苗の植栽が追い付かず、2018年度の再造林率が前年度比6ポイント減の73%にとどまったことが18日、県のまとめで分かった。再造林されなかった山は同年度だけでサンマリンスタジアム宮崎(宮崎市)245個分に相当する735ヘクタールとなる計算。再造林の経費や労働力の確保が難しくなっているほか、山主の高齢化による意欲低下が背景にある。

© 株式会社宮崎日日新聞社