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4WDに特化したタイヤ、オープンカントリーシリーズ
広大な農地/オフロードを駆け抜けるピックアップトラック。アメリカではピックアップトラックが日常の足として使われるほどSUVがクルマ社会に浸透している。そのアメリカのSUV市場に国内メーカーとしていち早く参入し、SUV用タイヤメーカーの地位を確立したのがトーヨータイヤだ。オフロードにおける優れた性能は一般ユーザーのカーライフだけでなく、Baja1000やダカール・ラリーといった世界最高峰の過酷なオフロードレースでも実証されている。
SUV用タイヤの中でも4WD車に特化したトーヨータイヤのブランドが「オープンカントリー」。30年以上前にスタートした老舗ブランドだが、アメリカでの販売実績を引っ下げてオープンカントリーR/Tが2016年から国内カタログに復活している。そして2017年にA/Tプラス、2018年にU/T、M/Tが追加されて、現在オープンカントリーはストリートから本格的なオフロードまでをカバーする計4タイプのラインアップになっている。
アグレッシブな見た目とオンロードでの使いやすさを両立
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そのオープンカントリーのR/T(ラギッドテレイン)はオフロードにおけるトラクションアップを図ったM/T(マットテレイン)とオン/オフロードにおけるバランスをキープしたA/T(オールテレイン)の両方のメリットを組み合わせた新カテゴリーのタイヤだ。
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4WDという走破性に優れたクルマに乗っているものの、オフロードは一度も走ったことがなく、行動範囲はストリートオンリーというユーザーは多い。そのような場合、タイヤはオープンカントリーのU/TかA/Tプラスをセットすればいいのだが、ホイールを交換したり、サスペンションに手を加えてリフトアップしているドレスアップユーザーにとっては足元をアピールできる4WDならではのワイルドなタイヤが欲しくなってくる。
そこでショルダー部にアグレッシブなM/T、センター部にスタイリッシュなA/Tプラスをイメージしたハイブリッドパターンデザインを採用してインパクトのあるストリート志向のタイヤに仕上げたのがR/Tだ。
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オンロードではセンター部のA/Tのパターンが主に接地する。ゴツゴツとしたブロックパターンにしてはパターンノイズは抑えられているし、乗り心地も悪くない。一方でオフロードではショルダー部も接地するので、トラクションに優れたM/Tのパターンが有効となる。オープンカントリーR/Tは両者のいいとこ取りをしたタイヤというわけだ。
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当初は165/60R15と185/85R16の2サイズだったが、今日ではジムニー、ハスラー、デリカといった人気車種をターゲットにして145/80R12~225/55R18をラインアップしている。
デリカD:5/ジムニーにピッタリのホワイトレター仕様
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このオープンカントリーR/Tに来年から新たに加わるのがホワイトレターだ。トレッドパターンに加えてサイドウォールに浮かび上がる「TOYO TIRES」「OPEN COUNTRY R/T」のホワイトのロゴパターンが足元のインパクトを一層強めてくれる。トーヨータイヤではビジネスバン専用ドレスアップタイヤTOYO H20に続くホワイトレタータイヤだ。
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このホワイトレターはサイドウォールのロゴパターンをただ単にホワイトインクでペイントしたわけではない。タイヤが黒いのはゴムの特性を強化するために製造の際に炭素を混ぜているから。その炭素を抜いた白いゴムと黒いゴムを重ねたサイドウォールの表面を切削加工することでホワイトのロゴパターンを造り出している。
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ホワイトレターのサイズはジムニーとデリカのカスタマイズユーザーをターゲットにした185/85R16と235/70R16の2タイプ。東京オートサロン2020のトーヨータイヤブースでお披露目される予定だ。
もちろんこの2タイプ以外のサイズも順次加わる予定。すでに違うサイズのホワイトレターの開発がスタートしている。
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そこでトーヨータイヤ商品企画本部のスタッフがおもしろい話を教えてくれた。東京オートサロン2020に出展される某ショップのデモカーがオープンカントリーR/Tのホワイトレターを履いているとのこと。しかもそのサイズは発売がアナウンスされている2タイプとは異なり、クルマはデリカでもジムニーでもない。今後のトーヨータイヤの動きを知るためにもどんなクルマがどんなサイズのホワイトレターを履いているのか・・・会場内で探してみてはいかがだろうか。