マイナス30度になる冬のフィンランド生活。在住者が教える、快適に過ごすための必需品って?

12月に入り、ヘルシンキではクリスマスモード一色です。今回は、北欧フィンランド生活に欠かせない冬の必需品アイテムをご紹介します。真冬はヘルシンキでもマイナス30度くらいまで気温が下がることもあり、外出する際は暖かい防寒具が欠かせません。また長い冬の間は日照不足により鬱病や気分が落ち込む人も多くなります。そんな冬を元気に過ごすためのさまざまなアイテムがあります。そして驚きのフィンランドあるあるも!フィンランド在住のTABIZINEライターがご紹介します。

ビタミンDサプリメント

ビタミンDのサプリメント、その名も「ミニサン」。日照時間が少ないため、毎日欠かせないのが、ビタミンDの錠剤です。MINI SUN(ミニサン)というブランドが人気で、薬局やスーパーなどで気軽に買うことができます。

1日1錠飲むように推奨されていてフィンランド人は皆子供から大人まで摂取しています。子供用は飲みやすいように、錠剤以外にバナナやイチゴの味がついた液体タイプやラムネタイプもあります。フィンランドの家庭では、飲まれているサプリの一つです。

太陽光ライト

太陽光のように明るい光を放つサンライトがあります。電化製品取り扱い店には、様々な種類のサンライトがずらりと並んでおり、床に置く大型サイズから、テーブルの上に置くコンパクトサイズ、目覚ましアラームと一体型のライトなどがあります。

筆者も移住後すぐに購入し、テーブルに置くタイプを使用しています。朝食を食べながら、メイクをしながら、その光を20分ほど浴びます。職場でも、日中はデスクに置いてパソコンに向かう人もちらほらいます。フィンランドでは毎朝20〜30分程度、この光に当たるのが良いと推奨されています。太陽不足で、うつ病など気分が憂鬱になることを防ぐために、多くの家庭で使われています。

スパイク付きスノーブーツ&ミトンの革製手袋

冬は道路がアイススケートリンクのように凍結し、大変滑りやすくなるためスパイク付きのスノーブーツが活躍します。マイナス30度くらいまで対応する優れものです。そこまで寒くなるときは、オシャレよりも実用性、機能性重視です。

手袋は、指が分かれていないミトンタイプが重宝します。その方が指同士が擦れて温かいのです。さらにマイナス30度くらいになると毛糸の手袋の上にレザーのミトンを重ねて、二重で着用します。

頭のてっぺんから足の先まで防寒していても、うっかり見落としがちなのが、目の保護です。裸眼の方でも、寒い日の外出は、メガネかサングラスを着用し寒さ対策をします。そのほか、寒い外では、口呼吸は良くないので、静かに鼻呼吸をするよう推奨されています。

フィンランドあるある

赤ちゃんは、マイナス10度くらいまでは、屋外に置いたベビーカーでお昼寝をする習慣があります。初めて見た時は衝撃的でしたが、フッカフカの暖かい布団に包まれて、心地良さそうに爆睡しています。暖かい家の中よりも空気の澄んだ外で寝る方が、より質の深い睡眠が取れるんだそうです。さらに、小さい時から寒さに慣れる、という目的もあるそうです。

フィンランド語で、itkuhälytin (Cry alarm:直訳すると、泣くアラーム)という商品が売られており、マイクロフォーンは赤ちゃんの眠るベビーカーに取り付け、一方のスピーカーは家の中の両親が聞いており、何か異常があればすぐに外に駆けつけるという仕組みです。

そのほか、マイナス20度〜になると、布団やマットレスを外に干す光景を目にします。殺菌効果があり、寝具など清潔に保てるのです。日本だと太陽のもと布団を干しますが、これは北国ならではです。

いかがでしたか。冬のフィンランドへご旅行を計画されている方が、くれぐれも暖かくしてお過ごしください。

[All photos by Yuko Räsänen]

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