新鮮なハマチもらったよ こども医療福祉センター 「海の子クラブ」1999年から毎年

ハマチを前に笑顔の子どもたち=県立こども医療福祉センター

 抗生物質などを使わない無投薬養殖業者や賛同企業らでつくる「海の子クラブ」のメンバー2人が16日、諫早市永昌東町の県立こども医療福祉センターを訪れ、入所する子どもたちにハマチを贈った。
 同クラブは海洋汚染を防ぎ、安全な魚を育てようと1996年に発足。魚は99年から贈っている。今年も、この日の朝に橘湾のいけすから水揚げした約70センチ、4キロの養殖ハマチ5匹を届けた。
 贈呈式で、同クラブの川道寿郎さん(68)は「新鮮な魚を食べて、風邪などをひかずに元気に過ごしてください」とあいさつした。
 県立諫早東特別支援学校中学部1年の野中麻央さん(12)は「ハマチを持たせてもらったけど、艶があり想像以上に大きく重たい。どんな料理になるか楽しみ」と話した。センターは照り焼きにしたほか、煮付けなどにして提供する予定。

© 株式会社長崎新聞社