ブリュワーズが巧打者・ソガードと1年450万ドルで合意

日本時間12月19日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、ブリュワーズがフリーエージェントの内野手、エリック・ソガードと1年450万ドル+球団オプション1年で合意に達したことを報じた。ブリュワーズからの正式な発表はまだ行われておらず、身体検査を経て、正式に契約が成立する見込みとなっている。

2010年にアスレチックスでメジャーデビューしたソガードは現在33歳。2013年から3年連続で117試合以上に出場するなど、内野の準レギュラーとして活躍したが、左膝の手術の影響により2016年はメジャーでプレイできず、同年オフにフリーエージェントとなってマイナー契約でブリュワーズに加入した。2017年は94試合で打率.273、3本塁打ながら37三振に対して45個の四球を選び、出塁率.393、OPS.770と期待以上の活躍を披露。しかし、翌2018年は55試合で打率.134、0本塁打、OPS.406と大きく成績を落とし、9月に解雇された。

マイナー契約でブルージェイズに加入した今季は、7月下旬にトレードでレイズへ移籍し、2球団合計で110試合に出場して打率.290、13本塁打、40打点、8盗塁、OPS.810と自己最高の成績をマーク。特に本塁打は昨季までの通算(11本)をわずか1シーズンで上回るほどの量産ぶりだった。出塁率.353と選球眼の良さも健在で、ブリュワーズは対右腕のプラトーン要員としての起用を考えていると見られる。今季は二塁を中心に、三塁、遊撃、左翼、右翼の守備にも就いており、巧打に加えてユーティリティ性も魅力の一つとなっている。

今オフ、ブリュワーズは内野からマイク・ムスターカス、エリック・テームズ、エルナン・ペレス、タイラー・サラディーノ、トラビス・ショウらが抜け、ソガードのほかにルイス・ウリアス、ライオン・ヒーリーが加入。また、ライアン・ブラウンの一塁転向が有力視されている。左打ちのソガードはケストン・ヒウラが二塁に留まるのであれば三塁、ヒウラが三塁にコンバートされるのであれば二塁で、対右腕のプラトーン要員として起用されることになりそうだ。

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