長崎県トップはエレナ 九州・沖縄の小売業2018年度売上高 

 東京商工リサーチ福岡支社は18日、九州・沖縄に本社を置く小売業の2018年度の売上高ランキングを発表した。長崎県トップは地場スーパー大手のエレナ(佐世保市)で約553億円。全体の24位だった。
 調査対象は18年度決算で売上高(単体)が50億円を超えた企業。九州・沖縄8県では154社(うち長崎県9社)がランクインした。通販大手ジャパネットたかた(佐世保市)は単体売上高非公表のため対象外。
 長崎県企業はほかに、▽ララコープ(西彼長与町)54位▽丸髙商事(諫早市)67位▽浜屋百貨店(長崎市)80位▽マツハヤ・コーポレーション(同)107位▽ドゥイング(新上五島町)122位▽ジョイフルサンアルファ(長崎市)129位▽ラッキーネットワークサービス(長崎市)130位▽東美(長崎市)148位。増収は3社にとどまった。
 九州・沖縄全体のトップはドラッグストアチェーンのコスモス薬品(福岡市)で約5579億円だった。前年度に比べて減収企業が増えており、東京商工リサーチ福岡支社は「少子高齢化に伴う市場縮小やインターネット通販の台頭で、小売業の売り上げ増加は難しくなっている」と分析した。

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