スモークが1年500万ドルでブリュワーズへ 2017年に38本塁打

日本時間12月20日、ブリュワーズがフリーエージェントの一塁手、ジャスティン・スモークと1年500万ドル+球団オプション1年で契約合意に達したことが明らかになった。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが合意間近であることを伝え、同じくMLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約内容の詳細を報じた。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

ブリュワーズはここ2週間、積極的な動きを見せており、スモークはアレックス・クラウディオ(再契約)、ブレット・アンダーソン、ジョシュ・リンドブロム、アビサイル・ガルシア、ライオン・ヒーリー、エリック・ソガードに続いてフリーエージェント市場から獲得した7人目の選手となる。スモークの加入により、来季のブリュワーズは一塁でスモークとライアン・ブラウンの2人、外野3ポジションでブラウン、ガルシア、ロレンゾ・ケイン、クリスチャン・イェリッチの4人を使い分けていくことが予想される。

ブリュワーズはエリック・テームズの来季オプション(年俸750万ドル)を破棄して以降、一塁手の補強を必要としており、スモークはそのターゲットとなっていた。現在33歳のスモークはスイッチヒッターだが、左打席のほうが長打力があり、左打ちのパワーヒッターを欲していたブリュワーズのニーズに合致。打率はそれほど高くないものの、直近3シーズンは.350前後の出塁率をキープしており、選球眼の良さも魅力の一つである。

今季のスモークは、ブルージェイズで121試合に出場して打率.208、22本塁打、61打点、OPS.748を記録。自己ベストのシーズンは大ブレイクを遂げた2017年で、打率.270、38本塁打、90打点、OPS.883の好成績をマークした。キャリア通算ではレンジャーズ、マリナーズ、ブルージェイズで合計10年間プレイし、打率.231、191本塁打、OPS.744という成績を残している。

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