ネット依存の怖さ知ろう「家族でルールを」 長崎商業高の生徒が丸尾中で講義

ネット依存やSNSによる犯罪被害について説明する長崎商業高の生徒=長崎市立丸尾中

 動画やホームページなどを制作する技術を学んでいる長崎市立長崎商業高3年生6人が先生役となり、長崎市大鳥町の市立丸尾中で19日、インターネットの正しい使い方や会員制交流サイト(SNS)による犯罪被害について全学年65人に講義した。
 6人は長崎県警が小中学生に情報モラルについて講義することを委嘱した「サイバーセキュリティボランティア」。インターネットの依存が健康被害を引き起こすと説明し「時間を決めて利用することが大事。家族と使用時間について話すことが使いすぎを防止するブレーキの役割になる」と話した。また、18歳未満のSNSを通じた犯罪被害が増加傾向にあり「SNSで知り合う人に対しては最初に疑う心を忘れてはいけない」と呼び掛けた。
 丸尾中3年の駒瑞香さん(15)は「インターネットの依存が心の障害に結び付くことや、子どもの被害について初めて知った。学んだことに気を付けて生活したい」と感想を述べた。

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