19日、長野県千曲市の保育園で、給食の中に破損した調理器具の一部が混入していたことがわかりました。市内の保育園の給食に異物が混入したのは今月に入ってこれで2度目です。
市によりますと、市立上山田保育園で、19日正午過ぎ、園児が「白菜のクリーム煮」を食べようとしたところ、異物に気づき、保育士に知らせました。異物は長さ1.5センチ、厚さ0.1ミリの「円筒型」の樹脂素材のものでした。給食室の器具を調べたところ、食品の温度を測る「芯温計」が破損していて、異物はその部品の一部だとわかりました。
市内では今月3日にも市立五加保育園の給食の時間に、「すき焼き風煮」の中から金たわしの一部とみられる長さ1.5センチの金属片が見つかりました。確認したところ、食品の納入業者で金たわしが使われており、混入した可能性があるということです。
いずれも健康被害はありませんが、市の保育課は「日々の点検が十分か検証し、改めて、子どもたちの食の安全・安心を心がけたい」としています。