〝選手サンタ〟が一足早い贈り物 横浜FC、小児病棟訪問

入院中の幼児にプレゼントを手渡す選手ら=横浜市立市民病院

 来季サッカーJ1に昇格する横浜FCの選手らが20日、横浜市立市民病院(保土ケ谷区)の小児病棟を訪れ、入院中の子どもたち約30人に、一足早いクリスマスプレゼントを届けた。

 佐藤謙介(30)、斎藤功佑(22)、中山克広(23)の3選手は、ユニホームにサンタクロース風の帽子をかぶって病室を回り、大きな白い袋からチームのグッズが入ったプレゼントを取り出し、手渡した。

 今日を楽しみに待っていた伊藤大晟だいあ君(6)はプレゼントされたノートで「お絵描きをしたい」と喜んだ。佐藤選手は「子どもたちに元気を届けようと来たけれど、こちらが元気をもらえた」と笑った。

 市民病院は2020年5月に神奈川区に移転する予定で、隣接するニッパツ三ツ沢球技場を横浜FCがホームスタジアムにしている縁から、“選手サンタ”が実現した。

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