全国高校駅伝 きょう号砲 男女105校出場

本番での力走を誓う男子の松浦と女子の諫早=西京極運動公園

 男子第70回、女子第31回全国高校駅伝大会は22日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着コース(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)で行われる。男女各都道府県代表の47校に、第70回記念大会となる男子は地区代表11校を加えた58校が出場。県勢は女子の諫早が2年ぶり25度目、男子の松浦が2年連続3度目の都大路に挑む。スタートは女子が午前10時20分、男子が午後0時半。
 21日は同市のハンナリーズアリーナで開会式が行われ、総勢約950人の選手たちが本番への決意を新たにした。昨年頂点に立った男子の倉敷(岡山)、女子の神村学園(鹿児島)が優勝旗などを返還。岡田正治全国高体連会長らのあいさつの後、選手を代表して神村学園の中須瑠菜主将が「令和元年、この新しい時代の大会に出場できることを誇りに思う。ワンチームとなって都大路を全力で駆け抜ける」と宣誓した。

■女子・諫早 入賞へ状態は上々 男子・松浦 粘って食らいつく

 長崎県勢は女子の諫早、男子の松浦とも19日に京都入り。コース試走などの最終調整をしてきた。諫早の藤永監督は「けがや体調不良もなく、順調にスタートラインに立てそう」、松浦の澤田監督も「1、2年生を中心に状態はいい。理想のオーダーは組めた」とそろって手応えを口にした。
 10年ぶりの入賞が視野に入る諫早は、1区弟子丸、2区森田で8位以内につける狙い。勢いがある1年生コンビが3、4区で流れに乗り、安定感のあるアンカー畑本に託す。エース弟子丸は「入賞してみんなで笑顔で終わるため、絶対に自分が流れをつくる」と気合十分の様子だった。
 2年連続出場の松浦は、チーム全体の底上げに成功。1区植村、2区吉浦までの順位がポイントとなるが、1年生の4区網本が好調で、ここから後半区間へ勢いをつけてくれそうだ。主将の藤山は「強豪校にも臆せず、粘って食らいつきたい」と闘志を燃やしていた。

■長崎県勢のオーダー

◎女子・諫早
▽1区(6キロ)  弟子丸小春(3年)
▽2区(4.0975キロ)森田 真帆(2年)
▽3区(3キロ)  川尻 優里(1年)
▽4区(3キロ)  川口 幸奈(1年)
▽5区(5キロ)  畑本 夏萌(2年)

◎男子・松浦
▽1区(10キロ)  植村 優人(3年)
▽2区(3キロ)  吉浦  悠(1年)
▽3区(8.1075キロ)内野 李彗(3年)
▽4区(8.0875キロ)網本 佳悟(1年)
▽5区(3キロ)  山本 羅生(2年)
▽6区(5キロ)  藤山 龍誠(3年)
▽7区(5キロ)  小茂田勁志(2年)

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