仙台育英が史上最高レベルのレースを制す!令和最初の王者にして男女優勝を達成!【第70回全国高校駅伝男子】

陸上 試合サマリー

第70回全国高校駅伝男子は2019年12月22日(日)に行われた。コンディションに恵まれた中でレースがスタート。5000m13分台の自己記録を持つ選手がずらりと並んだ1区では、佐藤一世(八千代松陰)が途中からレースを引っ張りそのまま見事な走りでトップに。28分48秒と日本人歴代最高タイムを叩き出した。これまで28分台を出した日本人選手は一人だけだったが、今回佐藤を含め7人が28分台と史上最速の1区となった。

ショート区間の2区でも引き続き八千代松陰が先頭を走り、2秒差で学法石川と仙台育英が続いた。そして留学生が集まる3区では前回王者倉敷のキプラガットが爆走。後続を1分近く突き放す快走でトップで4区へつなぐ。

4区でも倉敷が先頭をキープ。2番手の仙台育英とは50秒ほどの差をつけたまま5区へとつなぎ、5区でも同様にほとんど差が詰まらない展開に。レースが動いたのは6区。仙台育英はここに好調の留学生ディラングを配置。区間新記録ペースで快走するディラングがみるみると倉敷との差をつめ、わずか5秒差でアンカーへ。ディラングは14分6秒の区間新記録達成となった。区間2位の城戸洸輝(宮崎日大)も14:08と区間新の快走を見せた。

そして最終7区。早々に仙台育英が追いつき、そのまま長い併走が続く。ここまで大会新記録も狙えるレース展開だったが、最後アンカー同士様子を見合いペースが落ちる。そして勝負は競技場へ。ラスト200mで仙台育英がスパートを仕掛け勝負あり。2時間1分32秒の学校記録を更新する好タイムで見事女子とのアベック優勝を果たした。連覇を狙った倉敷も2時間1分35秒と素晴らしいタイムだった。令和最初の高校駅伝は、8位までが2時間2分台、20位までが2時間4分台と史上最高レベルの戦いとなった。

最終結果

1 仙台育英 (宮城)2:01'32"

2 倉敷 (岡山)2:01'35"

3 佐久長聖 (長野)2:02'28"

4 九州学院 (南九州)2:02'39"

5 学法石川 (福島)2:02'43"

6 大分東明 (大分)2:02'52"

7 宮崎日大高 (宮崎)2:02'56"

8 自由ケ丘 (福岡)2:02'57"

区間賞

1区 佐藤一世(八千代松陰)28'48"

2区 白井勇佑(仙台育英)8'07"

  越陽汰(佐久長聖)8'07"

  佐藤圭汰(洛南)8'07"

3区 キプラガット(倉敷)22'44"

4区 松並昂勢(自由ケ丘)22'55"

  伊井修司(東京農大二)22'55"

5区 上仮屋雄太(須磨学園)8'36"

6区 ディラング(仙台育英)14'06"区間新

7区 小牧波亜斗(洛南)14'08"

第70回全国高校駅伝男子の速報は詳細をご確認ください。

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