人生ダメ子 - 僕はライブチャットに青春をかけてましたからね!

僕はライブチャットに青春をかけてましたからね!

──先ずこの「チャトレナイト」のチャトレってなんのことなんですか?

ダメ子:パソコンやスマホの画面越しに女の子と会話やチャットを楽しめる、いわば“ネットのキャバクラ” みたいなサービスでライブチャットというものがあるんです。そこに登録している女の子=チャットレディーのことですね。

──ネットのキャバクラ!? そんな世界があるんですか?

ダメ子:そうなんですよ。これが実に奥が深くて、面白い世界なんです。直接会わないぶん、心の繋がりというか言葉だけなので、リアルより強い繋がりが出来ることがあるんですよ。それにライブチャットを極めると、男の人も女の子も“モテ” の達人になれるかもしれないですよ。

──え? チャットをすると恋愛が上手くなるんですか?

ダメ子:もしチャットレディを口説き落とせたらリアルな女性は全然ちょろいと思います(笑)。実は女性はびっくりするくらい普通の人が多いですよ。ライブチャットって名前が偏見につながってるんですけど、なんか怖いんじゃないの? とか出会い系のイメージや例えば架空請求のイメージを持っている人もいると思うんですが、全然会社もしっかりしてます。最近はインスタなんかの広告で普通の女の子がお小遣い稼ぎでやってみようかな? って気軽にやる子が増えてるんです。

──ライブチャットってぶっちゃけエロいイメージがあるんですが……

ダメ子:ライブチャットって大きく分けて3つあるんですけど、一つはアダルト。エロい目的で来るお客さんとセクシーな格好やリップサービスが出来る子が集まってきます。もう一つがノンアダルト。ここは本当に普通の女の子とおしゃべり出来るところですね。もう一つがミックスで、ここはアダルトとノンアダルトの中間で、女の子が自分でどこまで出来るか決められます。人妻サイトにそういう形態が多いですね。ネットさえあれば、いつでもどこでも出来る仕事だし、本当に楽しいので一回みんなにやってみて欲しいですね。

──お客さんで変な人っていないんですか?

ダメ子:まぁぶっちゃけいますよ(笑)そのへんもイベントで詳しくお話したいんですけど、画面をつけたらいきなりおじさんがスク水着て待ってたりとか(笑)あといきなり“モノ” を画面いっぱいに出してくるチン凸とかね(笑)

──チン凸!?

ダメ子:そうですね。業界の女の子ならみんな分かると思うんですけど「チン凸出た~!」みたいな(笑)本当はダメなんですけど、ノンアダルトでもそういうお客さんはいますね。

──そんな時どうするんですか?

ダメ子:「俺の見てくれ」ってバーンってきたら、とりあえず「ご立派ですね~」って言っといたり。「で、どうされたいんですか?」って一回聞いてみたりとか(笑)アダルトや、ミックスのノリの良い人とかだったら寄り添ってセクシーな声を出したりするんでしょけど、ノンアダルトの場合は画面にフィルターをかけたりして見えなく出来ます。よくあるのは見えへんふりをするとか。「すいません、なんか映像も音声もなんか来てないんですけど~」みたいな(笑)僕なんかも現役チャトレ時代は「すいません。自分はお手伝い出来ないんですけど、ただ見てますね~」って言って画面を消してその上に猫の可愛い画像をかぶせてずっと笑顔が向こうに見えるようにしてたりしました(笑)あと、初めてチャットしたお客さんが「白目むいてて」って頼んでくるお客さんだったんですよ。「白目むいてるだけでお金になるなんて! なんて楽な仕事なんだ」って思ったんですけど、まぁあれは死体マニアの人だったんでしょうね(笑)でも白目むいてるだけで1時間3000円もらえたらめっちゃよくないですか?(笑)まぁでもチン凸でも挨拶くらいはきちんとして欲しい気持ちはあります(笑)

──女性はおいくつくらいの方が多いんですか?

ダメ子:ノンアダルトのチャットレディーは10代から30代前半くらいのけっこう若い子が多いんですけど、これが人妻の方になると、20代後半から50前くらいまでの女性が多くなります。そうなると男性の方も年齢層の高い、余裕がある人が多くなってきますよね。優しい人も多いみたいですよ。女性の方も、年齢的に「私なんかを可愛い女性として扱ってくれて嬉しい」という気持ちでお仕事してる女性がメチャ多いみたいなんで、そっちはそっちでやっぱり人気あるみたいです。

──チャットにもマナーはあるんですか? どんな人が喜ばれるんですか?

ダメ子:基本的に普通の話をしてくれる人、今日何を食べたとか他愛もない話をしてくれる人はありがたいですね。あんまり「好きだよ! 会いたい!」とかってゴリゴリ来られちゃうと「しんどい……」ってなってくるんですよね。でそういう人に限って「そっかぁ、どこが好きなの?」って聞くと「全部が好き」とか言われて「話が広がらね~」ってなっちゃうときがありますね(笑) なので普通の話をしてくれるだけで、神ってなっちゃいます。まぁそんな感じなので、チャットレディーの壁はけっこう厚いので、彼女たちを言葉だけで喜ばせれるようになると、それはモテる男性です。例えば女の子の待機時間が長くて、落ち込んでる時にタイミングよく話しかけてあげたりとか。タイミングよく来てくれる人は、好きな女の子のことをよく見てて、かつしんどい時に助けてくれるってなるから、同じ時間を使ってても、やっぱり良い人に感じますよね。女性って「これして欲しいを察して欲しい生き物」なんです。ライブチャットではそういうことを考えるトレーニングになりますよ。だからそれをマスターしたら、リアルなんか全然余裕です。

──なるほど。イベントではかなりディープな話が出てきそうですね。どんな内容になりそうですか?

ダメ子:出演は人気の現役のチャットレディーの子達と組んだユニット『チャットエンジェルス』が登場して、ぶっちゃけトークをしたり、お客さんの素朴な疑問に答えたりします。あとは会場でしかできないヤバい話とか(笑)あとはライブチャットって素敵やな。っていうほっこりした話とか、もちろん下の話もしたいですね。サブカル界の人気者・オカルトコレクター田中俊行さんとか、うちのバンド(ぼくたちのいるところ。)の下駄華緒さんなんかが、実際に人気チャトレの子たちとチャットにチャレンジしたりもするんで、めちゃくちゃ楽しいと思いますよ。あと、お客さん参加の「女心をどれくらい分かってるかの恋愛偏差値クイズ」もやります。例えばこういう問題分かりますか?

Q:この中で女性が一番キュンとくるのはどんな人でしょう?

・気遣いができる人

・ダメな部分を見せる人

・仕事ができる人

・顔がいい人

答えは会場でぜひ確認してみてくださいね。

人生ダメ子@bokuiru_dameko

メンタルぶっ壊しバンド「ぼくたちのいるところ。」ボーカル・作詞担当、2018年に同バンドにてユニバーサルミュージックからCDをリリース。現在は弾き語りで全国各地にてライブ活動を精力的に行っている。その傍ら、元ナンバーワンチャットレディの肩書を持ち、現在は当時の活躍が認められ所属サイト初のライブチャットの接客講師を行っている。

写真:人生ダメ子バンド版

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