【前編】筑陽学園サッカー部 監督インタビュー【高校サッカー選手権大会福岡県代表】 吉浦茂和総監督,青柳良久監督に全国大会出場に向けてお話をお伺いしました

12月4日(水)レベルファイブスタジアムにて行われた2019年度第98回全国高校サッカー選手権福岡大会決勝で、東福岡を見事1-0で下し、高校サッカー選手権全国大会へ11年ぶり3度目の出場を決めた筑陽学園サッカー部に取材をさせていただきました!
こちらの【前編】では吉浦 茂和総監督,青柳良久 監督のインタビューをお届けします。

吉浦 茂和総監督

◆全国高校サッカー選手権福岡大会を振り返って、優勝できた要因

吉浦総監督
10月までは、本当に勝てなくてね。プリンスもほとんど勝ててないし。
それが11月から良くなっていきましたね。真面目に努力してきたことが出てきたんじゃないかな。
岡宗万をCBに入れてから守備が安定しましたね。
それで11月、12月と点を取られなくなった。
これが大きいです。岡は自分の体を張るタイプだし、カバーもできる。
背はそれほど高くないけど、寄せが速いです。
それから11月から技術がしっかりしていて、俊敏な古賀健琉をボランチから右SBに配置したのですが、これもハマったと思います。

(過去2回の全国大会出場時のチームと比べて)このチームが一番弱いですよ(笑)
でも、3回戦の飯塚戦、準決勝の九国大付戦をどちらも1-0で勝って行けたのが、彼らの自信になったんじゃなかな。

10日間に4試合(※11/23プリンス日章学園高校,11/27に選手権予選の準決勝で九国大付、11/30プリンスで長崎総合科学大学附属高校、12/4選手権予選の決勝で東福岡)したんですよ。
この10日間の4試合でチームが変わった。
目に見えて良くなっていきましたね。

◆GK野中 友椰選手(キャプテン)について

吉浦総監督
キャプテンは一番後ろから全体が見えるのがいいでしょ。
GKは一番後ろから見れるから。
キャプテンシーはまだまだのところがあるけれど、1対1に強い。
彼も11月くらいから良くなってきていて、前よりも体に当てて止めたりすることが増えてますね。

◆全国大会に向けて

吉浦総監督
まずは初戦が大事です。正月をまず越えよう!というところですね。
どこで勢いが出るか、どこで勢いに乗るかですね。
勢いに乗れば、おもしろいところまで行けるんじゃないないかな。

青柳良久 監督

◆今年のチームの特徴について

青柳監督
今年のチームはサボる奴がいないんです。我慢強いしね。
すごく粘り強く頑張ってきたなと思います。

優勝の要因

青柳監督
11月にポジション変更をして、守備が安定しましたね。
それまではシュートを打たれていた場面でも、打たれなくなった。
ポジションを変える、人を動かすというのは賭けの部分もありましたけど、みんな理解してやってくれました。
今年は失点が止まらなくて、選手たちも危機感を相当持ってやっていたと思います。
11月になってプリンス、選手権の県大会と無敗で行けたのが一つの自信になったんじゃないですかね。
手応えがあったというわけじゃないですけど、目の前の一戦一戦を一つ一つ、です。

全国大会に向けて

青柳監督
準備期間が短いので、今までやってきたことの質を高めていきたい。
選手たちには自分たちの今までどおりを出していこう!と言っています。
まずは勝って年を越したいですね。

次回は、筑陽高校サッカー部取材 選手編をお送りします!

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