やきそばかおるが推奨する東海ラジオの番組その2『高校ラジオクラブ』

コラムニスト・やきそばかおるが、12月初旬、東海ラジオの番組に出演した際、自身お気に入りの東海ラジオの番組をいくつか紹介した。そのうちのひとつが『高校ラジオクラブ』(毎週月曜日21:40~21:50)。毎月一組の高校生が、制作スタッフのサポートを受けながら、東海ラジオのスタジオで番組をつくる。12月は、愛知県一宮市の女子高に通う生徒(一人)が参加した。

まず、2日の放送では、アナウンサーの質問に答える形で、学校の授業について紹介した。彼女は、4学科のうちの食物調理科に所属している。3年間で、和食、集団調理、中華料理、製菓、西洋料理を学ぶ。彼女は、製菓が得意で、なかでもジェノワーズ(ケーキのスポンジ)は「一度も失敗したことがない」そうだ。うまく膨らませるコツは「卵が固くなる直前まで湯煎すること」。

学科では、筆記試験のほかに、スポンジテストやデコレーションテストなどの実技試験があり、60点に満たないと追試となる。実技は一発勝負で厳しいが、実技試験後の作品は食べることができるので、そのときは「クラスはお菓子パーティー状態になる」そうだ。

続く、9日と16日の放送では、彼女が所属する軽音楽部の活動について紹介。女子高に入って「自分が出せるようになった」という彼女は、好きな製菓を学びながら、バンド活動にも力を入れる。楽器はギターを担当している。文化祭での楽しい思い出、大変だったことなどを話した。

23日は「おすすめのコンビニグルメレポート」を放送。スタジオに用意されたコンビニのホットスナック(アメリカンドック、フライドチキン、唐揚げなど)を実際に食べながら、美味しさを伝えた。衣の焼き加減など、細かい描写も加えたが、基本的には、ハイテンションの声から、喜びが伝わってくるようだった。そして、最終週30日の放送では、これまでの総括などについて放送する予定。

やきそばかおるは「高校生が、音声だけで何をやったらおもしろくなるか、考える過程がいい。全国のラジオ局各局で(高校ラジオクラブを)やってほしい。そして、全国大会を開催してほしい」と話していた。

『高校ラジオクラブ』は、東海ラジオ主催で、今年で49回を数える『高等学校ラジオ作品コンクール』のスピンオフ番組としてスタートした。自分が通う高校に放送部がない、あるいは、放送部に所属していない、そんな高校生たちにラジオ番組制作の場を用意するという企画。なお、今年度の『高等学校ラジオ作品コンクール』優秀作品は、12月22日(放送済)、29日、いずれも18:00~19:00放送。

高校ラジオクラブ

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜 21時40分~21時50分

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※放送情報は変更となる場合があります。

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