国道413号の通行止め、26日解除へ 台風19号で崩落

 台風19号による土砂崩れで崩落した相模原市緑区の国道413号の青野原─青根間について、国土交通省と市は24日、通行止めを26日午前10時に解除する、と発表した。その後、2020年1月16日から一部区間を再度、通行止めにしてのり面の集中工事を行い、3月下旬の完全復旧を目指す。

 大規模に崩落したのは湯口沢橋(同市緑区青根)手前と境沢橋(同区青野原)手前の2カ所。急斜面の山側から流れてきた雨水や土砂で道路の基礎や擁壁が大きく削られ、谷側に崩落した。

この2カ所の復旧工事を国が代行。市は他の6カ所を請け負い、年内の通行止め解除を目指して工事が進められてきた。

 集中工事を行う20年1月16日から3月下旬ごろまでは、平丸バス停付近から青根交差点間を再度通行止めにする。大型車以外はその期間、温泉施設「いやしの湯」付近を通る市道橋津原平丸と県道76号に迂回うかいする。大型車以外は迂回路が大幅に短くなるが、大型車は国道20号への迂回を続けなければならない。

 国道413号は東京五輪の自転ナードレース競技のコースに設定されている。

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