フィッシング用品専門ブランド「アングラーズデザイン」経営会社が破産申請へ

 アングラーズデザイン(株)(TSR企業コード:298340500、法人番号:9011801023262、台東区千束1-18-14、設立2010(平成22)年3月4日、資本金500万円、上田光昭社長)は12月16日、事業を停止し、破産手続きを草葉隆義弁護士(草葉法律事務所、豊島区東池袋4-3-9、電話03-5911-5390)に一任した。
 負債総額は約1億円が見込まれる。

 フィッシングギアの専門ブランド「Anglers-Design(アングラーズデザイン)」を展開していた。ウェーダー(胴長)、ベスト、ライフジャケット、雨具などのウエア類をはじめ、グローブ、シューズ、バッグに至るまでフィッシング向けの製品全般を取り扱っていた。
 釣り専門店などへの卸販売のほか、ネットモールや自社オンラインサイトなどでも販売。高機能の専門ブランドとして知名度を有し、釣り愛好家らから高い支持を得ていた。2019年2月期は売上高約8000万円をあげていたが、同業他社との競合激化やブームの沈静化などの影響から近年は売上高が伸び悩んでいた。
 一方で、債務超過が続くなか、金融債務の金利負担も重荷となり、資金繰りも限界に達し今回の措置となった。

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