インフルエンザの患者が、長野県内全域で増加傾向にあり、県は手洗いやうがいなど感染予防の徹底を呼びかけています。
県によりますと、今月22日までの1週間の県内1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、26.60人で、前の週から1.5倍増えました。警報レベルの30人に迫っている状況です。保健所別では、上田、諏訪、伊那で、既に警報レベルを超えています。
今シーズンは、例年より早く流行が広がっており、県は、先週、調査開始以来、最も早く「注意報」を発表しました。
また、学校ではインフルエンザの集団発生により、学級閉鎖が相次いでいます。今月16日から22日までの1週間で小学校では67学級、中学校では15学級が閉鎖となりました。
今月15日には、南信地方に住む小学6年の女子児童がインフルエンザ脳症を発症し死亡しました。
県は、手洗いやうがい、マスクの着用などの感染予防の徹底を呼びかけるとともに、症状があらわれたら早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。