研磨用スポンジで頬こすられ、園児がやけど 保育士がインク消そうと

京都市役所

 京都市右京区の認可保育園で6月、男児(3)が女性保育士に研磨用のメラミンスポンジで頰をこすられ、やけどを負っていたことが25日までに分かった。

 市によると、6月24日、ほかの園児と遊んでいた男児の頰にペンのインクが付いた。保育士が石けんで洗い流そうとしたが消えず、メラミンスポンジでこすった。赤く腫れたため病院で診察した結果、全治1カ月のやけどと診断されたという。
 市幼保総合支援室は、不適切な対応だったとして保育園に再発防止を指示した。メラミンスポンジは、水だけで汚れが落ちるなどとして家庭で使われている。

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